叫びたい世界にさえ、自由さえ奪われて
とあるエロゲメドレーを昨年視聴し、川村ゆみの存在を知った。
確かI'veが入ったメドレーを探しててたまたま川村ゆみの永遠のアセリアが入ってたのがきっかけだったと思う。
そらからつべとかで漁りまくって色々と聴いてたんだけど、「車輪の国 悠久の少年少女」っていうエロゲの曲「live」が一番好きになった。
最初はハウスアレンジを聴いてそれから原曲っていう流れだったんだけど、どちらもそれぞれ好き。
ハウスアレンジの方は英歌詞の軽やかな出だしで、ハウスっていうだけあってお洒落な感じで、ゆみさんのハスキーで高域の声がぴったりとしていて、テンポよく何かしたいとき延リピで聴いてしまうくらい中毒性の高い曲。
もう一方の原曲は、しっとりとした出だしなんだけど、そのしっとりさの中にもゆみさんらしい力強い歌声で切なさや憤りのようなどうしようもない感情というものが伝わってくる。
曲長もハウスとまではいかなくてもアレンジに近いテンポのよさがあって聴きやすくて、今の時期みたいに乾いた季節とか夜長にぼーっと何も考えずに聴いていたい曲。
同じ曲のはずなのにそれぞれがちゃんと別の曲になっていて、私の中でこの楽曲で川村ゆみさんの幅の広さを強く印象付けられたのは間違いない。
こうやって川村ゆみさんを聴いてて思ったのが、
どうして一般的な曲としても通用するような曲がエロゲの曲なのかってこと。
これだけお洒落で心地よく聴けて、どんなタイアップになっても受け入れられそうな曲だというのに、エロゲの曲だということが少々疑問というか納得がいかないというか。
エロゲなんて正直こうやってヲタクしか触れないものでごく少数(世の中でいうね)の人間しか聴かないじゃない?
しかもエロゲって、アダルトゲーム。結局のところ男が性欲を吐きだすためにやる、オナニーをするためにやるためのもの。
そんなって言い方も失礼かもしれないけど、そういうアダルト向けのものの楽曲で、こんな名曲が生まれていいのかっていう。
私は女だけどエロゲが好きでI'veとかAngelnoteとかエロゲソングが大好きだから、名曲が多いことはとても喜ばしいことなんだけども。
ただ、こんなに一般受けしそうな曲なのにアダルト関係で発表されて、正直勿体ないなと思う。
勿体ないっていうとそんなことないって言われるだろうし、ここまで持ち上げられるほどそんなに良い曲なの?って思われてしまうかな。
あくまで私の主観なだけなんだけどね。
エロゲソングって結構一般受けしそうな曲が多いから、そういうとき勿体ないなあって感じるのはよくあるんだけど、川村ゆみさんに関しては特別そう感じる。
あ、誤解しないでね!
決してエロゲを馬鹿にしてるわけではないし、むしろ私はそういうものが好きだから否定もしてないよ!
ただ、素直な気持ち「勿体ないな」って思っただけだよ!
SHOT MUSIC - live (HOUSEremix) / 川村ゆみ - YouTube